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■器材の選択 90cmメイン水槽はリビングに設置。インテリアの一部としてデザイン性が優れていることが第一条件で、当然ADAの製品がメインになりました。無駄を省いたシンプルなデザインは、我家のインテリアにもぴったり。また、もう一つ、インテリア性を高める方法を思いつきました。それは、水槽の水面 のゆらぎを照明で天井に反射させるということです。となると上部を覆わない照明の選択は限られてきます。選択肢はもちろんメタルハライド灯です。当時は、ADA製のメタハラはありませんでしたが、とてもデザインを気に入っていたREI-SEA-LUC-150がありました。値が張りましたが、はずせない演出だったので奮発したのでした。
水槽台の選択は、設置場所に依存しました。もともと120cm水槽を考えていましたが、めぼしい120cm用台はBOX型しか見当たりません。設置場所は部屋の中央に考えています。BOX型だとどうしても圧迫感があります。部屋の空間を損なわないタイプで、デザイン性にすぐれているもの、それがADAのガーデンスタンドでした。問題は最大90cm用しかないことです。そのため水槽台にあわせた水槽サイズになったのでした。
■設置場所について 設置場所はリビングルームのほぼ中央。ここにメイン水槽を設置した理由は、単純に一番長く過ごす場所だからです。廊下から入って正面で 、扉を開けるとすぐに目に入ります。夜間の演出も抜群です。日が暮れはじめると、天井には水槽の水面 のゆらぎが映ります。グラスを片手にバータイムが楽しみです。 器材のセッティングについても工夫しました。メタハラの安定機もバカにならない大きさだし、濾過器もわりと大きいです。このことを踏まえて右面 は器材の設置と配線/配管スペースとしました。これらはなるべくシンプルにまとめることを心掛け、観葉植物で目立たないようにしています。結果 、観賞面は3面になります。
■水景について 観賞面が3面 になったことで、レイアウトする上での制約ができてしまいました。ネイチャーアクアリウムでよくある『構図』というものの考案に苦労しそうです。器材を揃えることで随分予算をつかってしまったので、初期のレイアウトは、低コストを目指して後景と中景は前水槽の水草をほとんど流用し、前景に必要な水草のみを新規購入することにしました。
まず設計図をおこしました。コンセプトは『川』。構図のテーマは野原と森を表現できたらと思いました。水の質感を十分感じるように野原の部分を広くとりました。上記の写 真でいうと右から左へ水が流れます。部屋に入ってまず目に入る面は「草原の向こうに森が見える」ようになっています(「Photo Album/2000年」を参照ください)。最初は野原の部分に爽涼なイメージでヘアーグラスを植栽していましたが、藻類が発生した時にうまく乗り切ることができず(「Accident/コケとの闘い(1)」を参照ください)、E・テルネスとピグミーチェーンサジタリアを追加したことでワイルドなイメージなりました。下草の変更後はうまく育成してくれて3ヵ月後には完成を迎えることができました。
■ピグミーチェーン・サジタリアの水中花-ピークの訪れ-(2000.12中旬) サジタリアのうち2株から花が水中で開花しました。この水中花、つぼみが膨らみだすと気泡をまとい、その中で花を咲かせたのです。下草も、申し分なく密生し、これにより最盛期であることを実感しました。さすがに水中では受粉が無理とみられ、種子はできませんでした。 10数年アクアリウムをやってた中で、このように綿密な構想をたてて水槽をたちあげたのは、はじめてのこと。「偶然性」ではなく自ら「創造」したものが「完成」という結果 がでることに大変感動し、また満足しました。また、このような一連を記録したことが、このホームページを制作する切っ掛けになったのです。
↑2000年12月撮影 作品タイトル:幻想の川 水草:エキノドルス・テルネス、ヘアーグラス、ピグミーチェーンサジタリア、ウイローモス、ロベリア・カージナリス、ルドウィジア、ロタラ・インディカ 生物:プリステラ、ブラックモーリー、オトシンクルス、ヤマトヌマエビ
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