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[育成中]卵胎生メダカ。これはベーシックというか原種系のエンドラーズとして最もスタンダードな色彩をもつ「お年玉」タイプ。胸から背にかけての黒帯、腹まで鮮やかにでる蛍光グリーン、白い背びれ等、くっきり定位置に発色することがポイントだろう。エンドラーズに興味がある方ならご存知、日本グッピー界で著名な方が横浜のショップで入手したものを増やし、お正月に仲間内に配ったことで「お年玉」と通称されているという。こうしたルートから現地採集個体とは別扱いにされているが、長年にわたってこのタイプを好む方々によって系統維持されつづけている。お年玉は、色彩や柄を維持するのが難しいという。増えてきたら選別をしなければならないだろう。
写真の1番目と2番目は成魚のオス。3番目は若魚のオスで、成魚の大きさに近づいてくるとこんなふうに薄ら発色しはじめる。一番下がメス。
エンドラーズは簡単にグッピーや近縁種と交雑する。現状を見渡してみると、出回っている固定化された原種系エンドラーズというのは、この「お年玉」や最近よくみる「ラグナ・デ・パトス オレンジ(Endler's
Lagna de patos Orange)」くらいのようだ。それでも気をつけないとこの手もグッピー交じりがある。まあ、美しさを求めての交雑種も多いので、それはそれで割り切ればいいのだが。原種系にこだわると、入手に苦労する。
グッピーが交じっているとメスは大きくなるらしい。うちのお年玉のメスは日本メダカくらいのサイズ。体が小さいせいか、せいぜい10匹程度しか稚魚を生まない。稚魚はけっこう大きいのでグッピーのように親に食べられる心配はない。
飼育は簡単な方。水質の適応範囲も広く、水温は通常の熱帯魚と同じく26度くらいでOK。人工餌をよく食べ、稚魚には指で粉末にしてあげている。本当は孵化させたブラインをあたえたいところだが、水草水槽で育成しているので、ヒドラやプラナリアなどの多発を懸念してあたえていない。そのかわり通常の人工餌と栄養価の高い人工餌を交互にあたえたりしてみている。
(2006年7月)
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