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私がこれまでの経験をもとに実践している、水槽に加える添加剤や水草の肥料等についての記録です。現在進行形です。注意してほしいのは、ショップやメーカーの推奨や一般的なことと異なる箇所があります。※底床活性化用の添加剤については「[技能]水草水槽の底床」を参照してください。
■水の調整 水質は底床素材の性質が大きくかかわります。以前(昔)は、大磯や天然石やセラミック等を使用していました。中でもセラミックは水質浄化作用があるとうたわれていましたが、その他のほとんどの底床商品には水質を調整する機能を持ち合わせていませんでした(逆に悪化させるものはありましたが)。しかし、水質に影響を与えない=中性。熱帯魚に関していえば、生息地域によって、pH(水素イオン指数)やTH(全硬度)の違いがあるため、水質調整剤を用いればコントロールしやすいと言う意味ではメリットとなります。ところが水草となると、弱酸性〜中性・軟水〜中硬水に向いたものが多く、あらかじめ水草が育成しやすい環境に整えてくれるソイルの登場は画期的なものでした。水草レイアウトが中心となった現在では、ソイルが必要不可欠になったことはいうまでもありません。
ソイルと言われる底床のほとんどは、水質を弱酸性・軟水へ傾ける作用を持っています。興味本位にいつくかの製品をためしてみましたが、弱酸性・軟水への作用というのは強弱ありながらどれも似たようなものです。しかし、水質とは別の目的の栄養成分や粒の強度は各製品、個性があるため、けっきょく扱い慣れている『ADA アクアソイル・アマゾニア』に戻るのが現状です。このADA アクアソイル・アマゾニアがもたらす弱酸性に傾ける作用は、水槽サイズにもよりますが(地域の水質にもよると思う)、だいたい半年くらいは昼夜問わず期待できると思っています。以降はその効能が薄れてくるようで、CO2添加による酸性に傾ける作用との相乗効果により、日中は弱酸性、添加しない夜は中性から弱アルカリ性にまでなることもあります。それでも1年くらいは弱酸性〜中性を好む水草育成には、さほど影響はないと思っています。
■水道水の中和について 以前は各メーカーの液体タイプの中和剤を使用していましたが、現在、淡水は『ハイポ』のみ。魚のことを考えると本当は重金属も無害化させたほうがいいのでしょうけど、どこまでその作用が効いているのか判断できないので、ま、いいか、って感じで今のところ、はぶいてしまっています。ここでは関係ないですが、さすがに海水水槽だけはテトラのアクアセイフを併用していますが。
ハイポはコントラコロラインとほぼ同レベルの効能があるように液体化させて使用しています。その方法は、水500mlに対し、大小あわせて25粒程度を溶かすだけ。大変、経済的です。溶かす水は、私は水道水を一度沸かして使用していますが、純水やろ過水を使用してもいいでしょう。市販のミネラルウォーターは基本的に硬水の場合がほとんどなので、使う時は少量といえど気がすすみません。 使用の目安は、10リットルの水道水に対して、自作ハイポ水2ミリリットルで中和するはずです(おおまかな計算上は)。といいながら私は計らずに感覚でやってますけど(笑)。
■カリウム添加 植物の三大栄養素は「窒素」「リン」「カリウム」。うちカリウムは水槽内で自然発生しないため、水草に吸収されて不足するぶんだけ最低限は補給してあげる必要があります。カリウムについては、そもそもこのページを書くきっかけ。たしかGLASS BOX内でカリウムのことを記載していなかった、と思ったからです。カリウム添加って、メジャーになったのはおそらくADAがブライティKをもって推奨しはじめてからだったような。新発売当初はいまみたいにかっこよいパッケージでなかったのを憶えています。昔はカリウム添加の必要性についてとくに気にしていませんでした。っていうか、知らず知らずに添加していたのですよね、それはテトラの『イニシャルD』(よく考えたら漫画と同じ名、笑)。今はスティックタイプですが、イニシャルDは粉タイプでした。カリウムが主成分というのが通説で、箱は手元にないので確認できませんが英語表記でのNPL比(窒素-リン-カリウムの重量比)が、1-0-25とありましたので間違いないでしょう(日本語版は表記されていないかもしれない)。当時は、水草水槽を立ち上げる時に底にイニシャルDを薄くふりまいたあとにメイン底床になる大磯砂等を敷くのが一般的だったと思います。そう言えば、イニシャルDを水で練って板状に乾燥させたものを小さく折って底床に埋めていたものです。そのためスティックタイプが発売された時は画期的でしたね。イニシャルスティックは「鉄やマンガン、有機物を長期間安定して供給する底床用添加物」とあり、よくわからないながら現在はマルチ栄養剤として使用しています(笑)。 さて、独り言的な前置きで大変長くなりました。紹介しそこねていたものの、もちろん液体でのカリウム添加は定期的におこなっています。ADA製品を使って本格的に水草レイアウトをはじめた2000年くらいの頃までは、当然のようにブライティKを使用していました。しかし消費量が多く、ばからしく思いはじめてからは、『炭酸カリウム』の粉末を水に溶かして使用するようになっています(荒技ですな)。その方法。ブライティKと濃度をほぼ同等にするには、粉末カリウム50gに対して500ccの水を溶きます。ようするに1/10の割合で水に溶かせばよいのです。この時、少し発熱するので最初はびっくりしますが、この割合では容器が溶けたり割れたりするほどではないので心配ありません。水槽への添加量は、ほとんど水換え時に新たに足す水10リットルに対して自作カリウム溶液を1ミリリットル添加しています。具体的には90cm水槽で1回に、全体の状況をみて3〜5ミリリットル添加というところです。少し控えめにしているのは、コケの発生までうながさないようにと、カリウムは強いアルカリ性だからです。添加頻度の理想および希望は、上記の添加量をわけて毎日、少量を添加した方がいいのでしょうけど、今の私にはできましぇん(泣)。 粉末カリウムを使った溶液での方法は、実際に視覚的な効能をえているわけではありません。たぶん、効いて入るとは思いますが、私の気休めなようなものでもあります。『炭酸カリウム』の粉末は製剤薬局にて手に入ります。また、ネットでは「aquamind laboratory」さんで販売しています。
■鉄分添加 鉄分補給の必要性については「Report/ソダーツF」を参照してください。ただ、鉄分の添加剤の使用の仕方は変ってきていますので、ここに記載していることが最新です。 現在、Size90とSize45cubeの鉄分補給については液体での添加はせず、固形の『ADA アイアンボトム』だけです。それもクリプトやエキノのように根張りが強いものや赤系の水草の根元にのみ埋め込むのです。アイアンボトムは、以前はリセットから半年後に必要そうな水草の根元に1度埋め込む程度でした。そして現在行っているのは、水草の状況をみて1〜3カ月ごとくらいに埋め込みます。ただし量の方は1本を1/3や1/2と折ったりして調整したりはしています。
鉄分補給をする主な目的は赤系水草の赤色を鮮やかにださせたり、あと葉の白色化の対処や予防。しかし、ある時、なにげに気がついたのですが、赤系水草を鮮やかにするのにはアイアンボトムを根元に埋め込んでやるのが一番効果的なのでした。それに水中に鉄分は多少は溶け出していると思われ、他の水草の健康状態から適度にゆきわたっているように見受けられます。それで、もしかしたら固形のアイアンボトムだけでいけるかも、って実行しているというか、実験中なのです。
でも、超小型水槽のSize20cubeは、固形のアイアンボトムでは調整が難しいので「ソダーツF」を週1で3滴(0.1〜0.3cc)程度を添加しています。
■その他の栄養素添加 セット初期は、メイン底床のADA アクアソイル・アマゾニアがもつ、土本来の栄養成分にも頼っています。しかし、上記の「水の調整」にある水質を弱酸性・軟水へ傾ける作用が弱まるのと同じく土の栄養成分も弱まると考えています。やはり半年くらいが目安ですか。その後は、「カリウム添加」の長い前置きの結果であるテトラのイニシャルスティックをマルチ栄養剤として底床に埋め込んでいます。
■まとめ さて、長々記載しましたが、全体をまとめますと、 (1)全体の水質調整および微量栄養素は『ADA アクアソイル・アマゾニア』にたよっている。 (2)水道水の中和には『ハイポ』でつくったハイポ溶液を使用。 (3)カリウム添加には『炭酸カリウム』でつくった溶液を使用。週1度に水換え時に添加。 (4)鉄分添加は、ADAアイアンボトムを水草の種類、状況をみながら底床に埋め込む。液体タイプは未使用。 (5)その他のマルチ栄養素はテトラのイニシャルスティックを時期をみて底床に埋め込む。 以上です。現在は、とにかく「シンプルに手間なく確実に」をモットーにし、液体栄養素はカリウムのみと最小限にとどめているところがうちのポイントでしょうか。 いろんなメーカーからよさげな液体肥料が次々に発売されています。上手に使いこなせば、おそらくとてもよい結果をもたらすに違いありませんが、用法を誤るとコケの発生を増強させたりと逆効果になることも。私は現状、週に1度水換えするのがやっとで、平日は照明のついた水槽をみることはおろか、毎日のぞいてみることもままなりません。こうした理由で、水質に影響を与えやすい液体タイプの使用を最低限にとどめる手法へと移行してきました。上記のようなうちの方法は、私のライフスタイルにあわせたものです(ある意味、ぐうたら管理ですが)。そこから見い出した感覚的なノウハウは記載しづらく、曖昧なところもあることはご容赦ください。 ただ、肥料に関して言える確信がひとつだけあります。『やや少なめに添加しましょう』。肥料添加による短期間での水草の劇的変化はありえません、きっぱり。あるとしたら「コケの発生」最悪事態…。
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