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[技能]水草水槽の管理スケジュール(2007年9月21日更新)

■はじめに

これらの方法は、これまで私が知り得た情報をもとに自己流に実践し、マニュアル化したものです。もし、参考にされる場合は、個人の責任でお願いします。出だしから、こんな言い訳からですが、どうぞご了承ください。※内容の詳細は時々微修正をおこなっています。上記の日付けが最終です。

 

■立ち上げ直後からの管理

底床を敷いて、レイアウト素材を配置し、水草の植栽をし、水を入れ、機器の電源をスイッチオン!さぁ、水草レイアウト水槽を維持するうえで最も肝心な立ち上げ初期の管理がはじまります。藻の発生などのトラブルを制御し、スムーズに立ち上げさえすれば後の管理は楽ちん。初期の水換え、がんばるぞっ!

※下記のスケジュールは、うちの90cm水槽の場合を想定しています。※管理パターンは実際、「ろ過材が新品な場合」と「ろ過材を流用する場合」が考えられますが『ろ過材が新品な場合』をベースにしました。しかしながら『ろ過材を流用する場合』も確実に立ち上げたいので、ほぼ同じスケジュールで実行し、あまり日程の短縮はしないことにしています。

実行期間
管理内容

水槽セッティング or リセット

作業は大体1日がかり。底床素材は箱買いし、倉庫から宝箱(流木や石)や隔離用の水槽、バケツやホース等、リビングはゴッチャゴチャ。リセットだと、ドブのような異臭もたちこめるし…

[リセットの場合]

■フィルター/ろ過材を流用する場合、必ずはじめにろ過層内の水を抜く。付着しているろ過バクテリアの窒息死を防ぐためだ。また、そのろ過材も水槽内の水で軽くすすぎ、機器も清掃。最初の段階でこれをやっていると、後々の作業がスムーズ。

■もとからいた魚やエビや水草は別 の水槽を準備して隔離する。一時的とはいえ、2〜3週間はその状況なので、ろ過や照明はきちんと整えた仮の水槽を準備するにこしたことはない。※魚やエビは、いずれメイン水槽に戻すことになるが、水質がかなり変ってしまっているので、その時は水合わせを慎重に。

他、底床を交換、素材&水草レイアウト、照明の球を交換 など

※すぐに水草を植えると水草が抜けたりすることがあるが、ソイルは水を十分含むと重くなるので、一度水をためて翌日水草を植えることもある。植栽時、水は2/3くらい抜いた方が作業はしやすい。

※参考「ADAアクアソイル-アマゾニアの初期管理について

立ち上げ〜1週間

■毎日1/2〜1/3水換え。(当然、塩素中和剤を使用)

■ADAグリーンバクター/水換えの度に数滴(多すぎても問題ない)。※ろ過材を新規セットした場合のみ添加する。

■他の添加剤は一切使用しない。

[水槽の状態]底床ベースやソイルにより水槽の水は白色化しているが、ろ過バクテリアが発生していないため、ろ過に期待できない。クリアダッシュなどを使ってもいいが、私はとくに対処はしない。その理由は1ヵ月後を参照。

※エビや魚は絶対入れない。

〜2週間まで

■毎日〜2日に1回、1/2〜1/3水換え。

■ADAグリーンバクター/水換えの度に数滴(多すぎても問題ない)。※この時期は、ろ過材を新規セットした場合のみ添加している。

■他の添加剤は一切使用しない。

[水槽の状態]相変わらず水槽の水は薄ら白色。速い水草は、そろそろ根をはり、新葉を展開しはじめる。立ち上げから5〜14日の間に、ほぼ間違いなくアンモニア(NH3/NH4+)が大発生する。また、途中からアンモニアを分解する過程で発生する物質の亜硝酸(NO2/NO2-)も加わる。いずれも生体に対して毒性が大変強い(水換えをさぼるとエビが死ぬ くらい)。これは当然の成りゆきなため、現在はとくに検査薬を使って調べたりはしていないが、一般的には、この時期を乗り越えるまで定期的に水質を調べた方がよいだろう。水換えのサイクルを守っていれば、この状態は2週目終盤(半月)以内に大体おさまる(ハズだ)。この期間、コケや藻が目にあまるくらい発生してきたら、やむを得ずエビを入れることもあるが、エビの調子に気をつけ、動きが悪いようであればアンモニアや亜硝酸濃度が濃い可能性があるため、水換えの量を多くしたり見ず換えの回数を多めにして対処する。

※まだ魚は入れない。

〜4週間まで

■3〜4日に1回、1/2水換え。

■ADAグリーンゲイン/水槽の立ち上がりの状況をみて、良好ならば添加をやめる。

■他の添加剤は一切使用しない。

2週間過ぎたらヤマトヌマエビを最初にパイロットとして5匹入れてみる。様子をみて無事ならば合計30匹くらいまで足すが、水草の種類や量 、状態をみて50匹くらいまで足す場合もある。あらかじめ食害にあいやすい水草だとわかっている場合は、小型のミナミヌマエビやレッドチェリーシュリンプを多めに入れて代用することもある。※ヤマトヌマエビはコケの駆除から予防まで役にたつが、小型のエビはコケの駆除には役にたたなく、コケ発生の予防程度と考えた方がよい。また、オトシンクルス等も予防程度だ。

[水槽の状態]2週間を過ぎると亜硝酸はほぼおさまり、だいぶ水が透明になりつつある。ここまで水草や水槽のガラス面 にコケや藻があまり見当たらなければ後は安心。少々のコケでもエビの投入で解決する。基本的には水換えさえさぼらなければ、コケや藻は大繁殖することもなく、うまくすれば、まったく生えない。というのが私のこれまでの経験だ。

※ろ過材を流用した場合なら、立ち上げから3週間後くらいに魚を入れることもある。

1ヵ月後以降〜

■以降、1週間に1回、1/3〜1/2水換え。

カリウム溶液の添加をはじめる。1日おきに1ml。もしくは水換え時に3〜5ml。カリウムは水草の根や葉からの他の養分の吸収を促し、とくに沢山の水草を植えるレイアウトには有効。ただし、コケや藻にも効いてしまうので(植物と同様、光合成をするから)、控えめに添加をはじめ、コケが発生したらすぐに添加をやめて様子をみる。

■底床肥料/基本的に立ち上げ時に私は底床に肥料を入れないことにしている。アマゾニアのソイルや底床のパワーサンドには栄養分が含まれているからだ。

■新規セットならば、ようやく熱帯魚を入れる

[水槽の状態]1ヵ月後には、水はほとんど透明になっているはず。水の透明度が立ち上がりの状況の目印になる。見た目重視で薬剤を使って無理に水を透明にしないほうがよい。現状把握できずトラブルに苛まれる可能性があるからだ。

※レイアウト素材に新しい流木を使った場合、白色化は改善されてもアク(フミン酸やタンニンなど)による薄茶色は、まだ改善できないことがある。流木の種類にもよるが、アクが抜けきれるまで3ヵ月前後はかかるだろう。私はとくに対処せずに自然に抜けるのをまつ。

5ヵ月前後

■1週間に1回、1/3〜1/2水換え。

■カリウム溶液/1日おきに1ml。もしくは水換え時に3〜5ml。

■そろそろソイルの栄養分が抜けてしまいつつある。水草の様子をみながら、根元にテトラのイニシャルスティック、もしくはADAのアイアンボトムを水草の種類により使い分けて埋め込む。※液体肥料は一切使用していない。

ろ過槽のメンテナンス/水槽は絶好調なはず。しかし、この時期前後によく、水槽のガラス面 になんとなくコケや藻の付着が気になりはじめることがある。ろ過材が目詰まりしてきた合図だ。水槽内の水をバケツに入れて、ろ過材をすすぐ。基本的には、最末端にあたる綿ろ過材はよく洗うが、他のメインろ過材は、かるくすすぐ程度にとどめる。洗い過ぎは、ろ過機能を低下させる要因となるので注意。

■水質について/この時期くらいからソイルの弱酸性効果がうすれてくる。水草によってとくに水質に気を使う場合は、ろ過槽のメンテナンス時に、粒状ピートを200〜400ccくらいをろ過槽に入れることがある。

9ヵ月前後

■1週間に1回、1/3〜1/2水換え。

■カリウム溶液/1日おきに1ml。もしくは水換え時に3〜5ml。

■水草の状況をみながらテトラのイニシャルスティック、もしくはADAのアイアンボトムを底床に埋め込む。※液体肥料は一切使用していない。

ろ過槽のメンテナンス/水槽は絶好調なはず。しかし、この時期前後によく、水槽のガラス面 になんとなくコケや藻の付着が気になりはじめることがある。ろ過材が目詰まりしてきた合図だ。水槽内の水をバケツに入れて、ろ過材をすすぐ。基本的には、最末端にあたる綿ろ過材はよく洗うが、他のメインろ過材は、かるくすすぐ程度にとどめる。洗い過ぎは、ろ過機能を低下させる要因となるので注意。

■水質について/前回、ろ過槽に弱酸性効果のある粒状ピートを入れた場合は、もう効能がなくなっている時期。状況により、ろ過槽のメンテナンス時に粒状ピートを入れかえる。

12ヵ月目前後 1年前後、水槽をすべてリセットするか、底床ベースや底床を一部を残してリメイク。最初に戻る。

以上です。だいたいこんなものです。大変なのは立ち上げから1カ月間だけで、あとは状況により2〜3回、ろ過槽をメンテナンスするくらい。とくに注意する箇所だけ太字にしています。

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